☆初めビックリされるかもしれませんが、独伊です。 安心してお召し上
がりクダサイ(笑)
「に・・日本っ!もう、これ以上は・・ムリだよ・・」
その場に満ちる、ギリギリの緊張感。
イタリアは震える手で、日本のその小さな手を制した。
しかし相手はいつも通りにこりと笑い、
「そんなこと無いですよ。イタリア君もこういうのは得意でしょう?」
ゆっくりとその場所へと手を伸ばす。
「だ・・ダメだってば!もう・・もう壊れちゃう!」
悲鳴の様なイタリアの声に、日本は苦笑して、手を伸ばすのをやめた。
と、次の瞬間、
「え・・や、何するの日本っ!?」
「ほら・・イタリア君も、さわって・・」
自分のそれより一回り大きなイタリアの手をとって、その場所へと導く。
「ダメだってばにほんっ!やだぁぁ!!」
イタリアの指先が、そこに触れた瞬間。
バラバラバラバラバラ・・・・・・・・
「ヴェェェェェェェェェェ!!!!!くーずーれーたあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
無惨に崩れ落ちたトランプタワーの残骸を前に、イタリアは頭をかかえて叫んだ。
「あぁ綺麗でしたね!やっぱりイタリア君、こういう事に関しては器用です、見直しましたよ」
その横ですっきりした、という顔をしてみせる日本に、イタリアは珍しくくってかかる。
「なんで壊しちゃったのさぁぁ!!? 折角あんなに頑張って積み上げたのに!!」
「なんでって・・トランプタワーは壊してなんぼでしょう? そのために一生懸命つみあげたんじゃないですか」
心の底からそう思っている、といった顔の日本に、イタリアはクチをぱくぱくさせるしかない。
「さぁ片づけて、私はそろそろお暇しなくては。遅くまでお邪魔してしまいましたね、ドイツさん」
振り向いた視線の先には、ソファに転がって書類を読むドイツの姿。
何故かというとなんと言う事はない、ここがドイツの家だからだ。
「・・・・・いや、片づけはそいつにさせるから、そのままで良いぞ。そろそろ暗くなるから、急いだ方が良い」
ちら、と日本をみやってそう答えたドイツだが、どことなくオーラが黒い。
「そうですね、それじゃお言葉に甘えて。イタリア君、楽しかったですありがとうございます。またやりましょうね!」
「・・・・・・・日本がトランプタワー誘ってきても、もうしない・・・・・」
そうとう打ちひしがれたとみえるイタリアは、一人つっぷしてそう答えた。
颯爽と玄関を後にする日本を、沈みきったまま見送ったイタリアだったが、リビングに帰り散乱したトランプを見た瞬間、纏う空気が重さを増す。
「・・・・・コレ、片づけるのかぁ・・・・・・・」
「後でな」
すぐ後ろから聞こえたその言葉に、驚いて振り向いたイタリアの表情は、一瞬で凍り付いた。
「・・・・・・・ドイツ、顔こわい」
「おかげさまで。ーーさてイタリア、俺が言いたい事は大体わかるか?」
「わ・・・・わかりません隊長」
半泣きになりながらそう答えるイタリアに、ドイツはそうか、と一つため息をつき。
「トランプタワーを組み立てている間、いや正確には崩す前。」
「は・・はひ!」
「お前、自分がどういう声をだしてるか自覚があったか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・イイエ」
イタリアが、激しく視線を泳がせつつ、否定の言葉を口にしたとたん。
「うわぁ!?」
「教えてやろうか」
遠慮無くソファに押し倒したイタリアの首筋に、顔を埋める。
「ちょ、ドイ」
「こういう事をするときの様な声だった」
そういいながら、耳の後ろのあたりをきつく吸い上げると、イタリアの身体はカッとあつくなる。
「う・・うそだぁ・・!」
少しずつ熱をもちはじめた身体を押しとどめるように、異議を申し立てるイタリアに、ドイツはくすりと笑い、
「ウソだったら、今俺がこんなになってると思うか?」
立ち上がった自分のそれを、イタリアの大腿に軽くすりあわせた。
「え・・・・・・」
「おかげで書類も全くはかどらない」
余りにも直接的なその証明に、イタリアは思わず言葉を詰まらせる。
「責任、とってくれるんだろうな?」
その間にも少しずつ衣服ははぎ取られてゆき、
「ま・・まってドイツここじゃやだ!」
熱に飲み込まれそうになりながらも我に返ってそう言ったときには、既に下着を身に纏うばかりになっていた。
言っても多分ダメだろうな、と思っていたイタリアの考えとは裏腹に、ドイツはぴたりとその手を止める。
「ど・・ドイツ?」
「ここでは、嫌か」
「う・・うん。」
普段とは違うその反応に、イタリアは急に不安になり、
「あ、えといやあの、ドイツとするのがイヤなんじゃないよっ?ただその、ここはちょっとアレだなって」
その言葉ににこりと笑ったドイツにホッとしたのもつかの間。
「じゃぁ、どこが良いんだ?」
「・・・・・え?」
予想外の問いに、気の抜けた声で答えると、
「だから、お前はどこでしたい?」
再度問いかけられ、イタリアの顔がさっと赤みをました。
「だ・・ど・・どこって、だってドイツいつも勝手に・・」
「だから今回は、お前の希望をきいているんだろう?言ってくれイタリア。どこがいい?」
耳元でそう囁く低い声は、直接イタリアの頭に響く。 その声だけで、勝手に熱を上げる自分の身体は無意識のうちに、今はぴたりと動きを止めたままのドイ
ツの手へと視線を送る。
自分が言い出したのだから、答えなくては。
でも、そういう事をするための場所を指定する、というのは、そこはかとなく恥ずかしい。
しかし答えなければ続きをしてもらえそうにない。
そんな心中の葛藤を知ってか知らずか、
「イタリア、」
そう、少し掠れた声で名前を呼ばれた瞬間、熱が羞恥を上回った。
「ド・・ドイツのへや、が、いい・・・」
「こころえた」
ちゅ、と音を立てて耳にキスを落とすと、ドイツはソファに転がったままのイタリアを軽々と抱き上げる。
「ひゃう!?」
抱き上げる際、さりげなく首筋に這わせた指先にも敏感に反応して声をあげるイタリアに、ドイツはくすり、と笑ってリビングを後にした。
その日以来、イタリアがトランプタワーを造る姿は、誰にも見られていないとか。
理由はもちろん、定かではない。
う・・・・・うわぁ・・・・・・・・・。
逃げた!逃げたよこいつ!! 殴らないでお願い・・!
読むのは大好きですが なんともはや書けませんエロが。
ことばぜめどいつを だれかかいてください。(結局それか!
ヴェーー・・・。道は険しいんだぜ・・!
ブラウザ閉じてお戻りクダサイ☆
07.02.22 伊都